歯茎ケア 歯ブラシ選びと使い方
もうすぐ「いい歯の日」(11月8日)です。お口の中の健康はいかがでしょうか。
この日は、「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という「8020運動」の一環で制定されました。
歯を失う原因は、虫歯(32.4%)よりも歯周病(41.8%)が多いのが実態です。50代以上は約80%の割合で歯周病にかかっており、歯茎のケアが重要となっています。歯周病の主な原因は、歯と歯茎の隙間(歯周ポケット)に付着した歯垢(しこう)です。
歯垢とは、細菌のかたまりのこと。細菌が毒素を出し、歯周ポケットが深くなって歯茎が下がり、さらに症状が進行すると、歯が抜けてしまいます。
このため、歯周ポケットの歯垢をしっかりかき出すように工夫された歯ブラシを使うことが大切です。歯周ポケットは狭くて深いため、毛先が極細に加工され、毛束も細いものが効果的です。歯茎をやさしく磨きたい方は、やわらかめのものを選ぶといいでしょう。
磨き方にもコツがあります。歯ブラシをペンのように持ち、毛先を歯と歯茎の隙間に45度の角度で当て、小刻みに動かして一本一本をていねいに磨きます。また、奥歯から前歯に向かって滑らせるように動かすなど歯茎マッサージを行うことで、歯茎の血行が良くなります。
歯ブラシを上手に活用した歯茎ケア、ぜひお試しください!