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歯磨き粉

桜も満開となり、少しずつ暖かくなってきました。
季節の変わり目ですので、お体に気をつけてお過ごしくださいね。

さて、今回は歯磨き粉についてお話しさせて頂きたいと思います。
歯磨き粉は、自分にあった歯磨き粉が一番良いのですが、種類がたくさんありどれを使えばいいのか分からないという方が多いと思います。
詰め物や被せ物がある方、歯の生え替わり時期のお子様、矯正治療中の方、間食が多い方などはムシ歯になりやすいです。
そんな方には、フッ素入りの歯磨き粉をおすすめします。
フッ素は、歯の脱灰を抑制し再石灰化を促進します。歯の表面を強化してムシ歯になりにくくする働きがあります。
フッ素入り歯磨き粉を使う際は、年齢に応じて適切な量を歯ブラシにのせて使用して下さい。
1歳~2歳は3㎜以下、3歳~5歳は5㎜以下、6歳~14歳は1㎝程度、15歳以上は2㎝程度の量を目安に使用して下さい。
歯磨き後のゆすぐ時は、口の中にフッ素をできるだけ残す為に1回程度で終わらせるのが良いです。
歯磨きのあとは、1~2時間は飲食を控えると効果的です。

歯周病が気になる方は、歯周病に効く歯磨き粉を使うと良いのですが、それを使ったからといって歯周病が治るわけではありません。
今ある状態を緩和させる事はできますが…
歯周病になってしまうと、歯肉が腫れ、出血、口臭もでてきます。腫れた歯肉の周りには菌や汚れがたくさんあるので、この汚れを取り除く必要があります。
まずは、歯周病に効く歯磨き粉を使いながら歯科医院に行き、歯周病になっていないか検査をし、クリーニングしてから歯周病に効く歯磨き粉を使うとより歯肉の状態が良くなります。

また、冷たい物を食べたり飲んだりした時に、歯がキーンとしみるのが知覚過敏です。
しみるのを防いでくれる歯磨き粉もあります。
使い方は、乾いた歯ブラシに1㎝程度歯磨き粉をつけて磨いてください。歯と歯肉の境目は、強くこすらず優しく磨いてください。
その後、薬用成分を歯に残すために口をゆすぐ時は少量の水で1〜2回ゆすいでください。
この歯磨き粉を使用しても効果がでない方もいます。薬用成分では、カバーしきれない状態になっている可能性があるので歯科医院で相談された方が良いです。

歯磨き粉は、あくまで補助的な役割なので歯垢を落とすには毎日のブラッシングがとても大切です。

当医院でも歯科専用の歯磨き粉をご用意しています。
どんな歯磨き粉がいいのか悩まれてる方は、ぜひご相談ください。