スタッフブログ 予防歯科

歯磨き粉の成分

厳しい寒さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
本年も皆様にとって健やかで素晴らしい一年になりますよう、お口の健康のサポートに努めて参ります。

さて、今回は歯磨き粉(歯磨剤)に含まれる成分についてお話します。
皆様は歯磨きをする時に歯磨き粉を使用していますか。
歯磨きで最も大切な事は、虫歯や歯周病の原因となる歯垢を落とす事なので、歯ブラシやデンタルフロスなどでしっかり汚れを落とす事ができていれば、歯磨き粉の使用は必須ではありません。
しかしながら、歯磨き粉には歯磨きの効果を補助するさまざまな成分が含まれているため、お口の状態に合わせて使用するとより高い効果を得られる事があります。

○歯磨き粉に含まれる基本成分例と役割
・清掃剤(研磨剤)
無水ケイ酸 リン酸水素カルシウム 炭酸カルシウム 水酸化アルミニウム
→歯の表面の歯垢や着色汚れを除去する

・発泡剤
ラウリル硫酸ナトリウム
→泡立ちを良くして、口腔内全体に歯磨剤を広げ汚れを包み込み、歯面に汚れが再付着しないようにする

・湿潤剤
グリセリン ソルビトール プロピレングリコール
→ペースト状を保ち、乾燥を防ぐ

・粘結剤
アルギン酸ナトリウム カルボキシメチルセルロースナトリウム カラギーナン
→歯磨剤の粘り気を出し、成分の分離を防ぐ

・香味剤
サッカリンナトリウム メントール ミント類
→爽快感と香りを与える

・保存料
安息香酸ナトリウム パラベン類
→品質の劣化を防ぎ、長期保存を可能にする

○主な薬用成分例と役割
・虫歯予防
フッ素(フッ化ナトリウム モノフルオロリン酸ナトリウム)
→歯を強くして再石灰化を促進し、虫歯の原因となる細菌の酸を作る働きを抑制する

・歯周病予防
殺菌成分(トラネキサム酸 塩化セチルピリジニウム ビタミンEなど)
→歯肉の炎症を抑制する

・知覚過敏抑制
乳酸アルミニウム 硝酸カリウム
→象牙細管を封鎖して、痛みや刺激を遮断する

・ホワイトニング
ポリリン酸ナトリウム ハイドロキシアパタイト
→ステイン(着色汚れ)を除去して付着を予防して、歯の本来の滑らかさや光沢を向上させる

・口臭予防
ラウロイルサルコシンナトリウムなど
→口臭の原因になる細菌の発生を抑制する

このような成分は、歯磨き粉本体やパッケージに記載されています。
普段使用している歯磨き粉にはどのような成分が含まれているか、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

歯磨きで最も大切な事は、正しい磨き方できちんと汚れを落とす事です。
歯磨き粉は、その効果を高める補助的な役割として上手に取り入れて、お口の健康を保っていきましょう。