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デンタルフロス

朝晩は急に冷えてきましたね。体調を崩さないようお気をつけください。

 

さて、デンタルフロス(糸ようじ)は、使っていますか?
歯と歯の間には、ハブラシの毛先が届きにくいので歯垢がたまりやすいです。

 

ハブラシだけの場合6割しか汚れをおとせません。歯間や歯ぐきのすき間に歯垢が残っています。

フロスを使うと、、

 

・虫歯のセルフチェックができます。
歯の表面をこするように動かしたとき、ざらつく感じや引っ掛かりがあると虫歯になっているかもしれません。
詰め物や被せ物にフロスを通した際に、切れたり引っかかったりする場合は詰めた物が合わなくなってきているかもしれません。
詰め物が合わなくなったまま放置すると、その付近から虫歯が進行していくことも多いので注意が必要です。

・歯周病の予防ができます。
歯ぐきから出血する時は、磨き残しがあるせいで歯ぐきが炎症を起こしています。歯周病は、歯茎が腫れたり、歯が揺れたりして最終的には歯を支える周りの骨が溶けて歯が抜けてしまう病気です。また歯周病菌は、血流にのって全身へまわり、心臓病や糖尿病などのリスクがでてきます。

・口臭が少なくなります。
使用したフロスを嗅いで嫌な臭いがする場合は、口臭の原因になっているかもしれません。

 

<フロスの使い方>
フロスは、大きく分けて2種類あります。
糸状の手巻きのフロスと持ち手のついたタイプがあります。
糸巻きタイプの使い方は、
・指先から肘までの長さを目安にして切ります。だいたい40cmから60cmぐらい。
・次に両方の中指に2〜3回巻きつけます。
指と指の間のフロスが10〜15cmくらいになるよう調整します。
・親指と人差し指でフロスをつまんでピンと張った状態にします。
・歯茎を傷つけないように、根元までゆっくりとフロスを入れます。
・フロスを歯の側面にこするようにして、上下に動かし歯の側面を清掃します。
・使ったフロスの部分は、ずらしながら使います。片方の手のフロスをゆるめて反対の手のフロスを巻いていきます。清潔な部分を使えるところが手巻きフロスの良いところです。
・もしフロスが抜けない場合は、無理に引っ張らずに片方の指からフロスを外して引き抜きましょう。
持ち手タイプの使い方は、
・歯と歯の間に力を入れずにゆっくりと左右に動かしながら入れます。
・片方の歯の側面にフロスをあて上下に動かします。
・反対側の左右の側面も同じように上下に動かします。
・フロスを抜く時は、ゆっくり左右に動かしながら抜きます。

フロスを使うとお口の中がスッキリとしてきます。まずは、1日1回でいいのでフロスを使っていきましょう。