『お口の中の細菌について』
10月になり、ようやく秋の訪れを感じ始めて参りました。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
今回は身体の疾患にも関係のあるお口の中の細菌についてお話ししたいと思います。
お口の中には細菌がたくさんいる事はご存知でしょうか?
さまざまな種類の細菌が生息しており、その数は約700種類以上の細菌が生息していると言われています。
これらの細菌は、歯や歯茎の表面、舌、頬の内側など、お口中のあらゆる場所に存在しています。
その細菌の数は非常に多く、1mlあたり数億から数十億程度とされています。
しかし、その数は食生活や歯磨きの状態、歯周病や虫歯の有無などによって個人差が大きく異なってきます。
また細菌の種類には、カンジダ菌、肺炎桿菌、インフルエンザ菌、黄色ブドウ球菌など、全身病への原因となり得る菌も含まれていて悪影響を与えるものもあれば、健康維持に必要なものもあります。
例えば、乳酸菌などの善玉菌は、お口の中の酸性度を調整し、虫歯の予防に役立ちます。
他にも体内に侵入しようとする病原菌を防ぐ役割もあります。
粘膜や歯茎には、病原菌を攻撃するための免疫細胞が存在しており、これらの免疫細胞はお口の中の細菌と密接に関連しています。
そしてこれらの菌は免疫力が低下するとともに増殖し、重い病気を引き起こす可能性もあります。
お口の中でまず関わってくる疾患である歯周病や虫歯は、細菌が原因となって発生します。
定期的な歯磨きや歯科医院での定期検診が重要です。
そして、お口の中の細菌が炎症を引き起こし、炎症反応を促進することが原因で全身の健康にも影響を与えることがあります。
歯周病が心臓病や糖尿病などの慢性疾患と関係していることも、近年の研究から示されています。
また、細菌は口臭の原因ともなります。
これらの問題を引き起こす細菌を減らす為にも、以下の方法をぜひ取り入れてみましょう。
1.歯磨き
歯垢を取り除くことで細菌数を減らすことができます。
2.歯科医院でのクリーニング
正しい歯磨き方法をマスターし、定期的に歯科医院でのクリーニングを受けることが重要です
3.マウスウォッシュ、フロス、歯間ブラシ
歯磨きにプラスして使用することで、歯磨きだけでは取り切れない汚れを除去することができます。
4.食生活の改善、正しい食生活
砂糖や炭水化物を過剰に摂取しないようにすることで、口腔内の細菌が増殖するのを抑えることができます。
タバコは、口腔内の細菌を増殖させるだけでなく、口臭の原因ともなります。
禁煙することで、口腔内の細菌数を減らすことができます。
お口も全身も健康になるように、ぜひお口の中を清潔に保っていきましょう。

