『フッ化物濃度』について
皆様、新年あけましておめでとうございます。年末年始は昨年に比べると比較的暖かい日が続いていて過ごしやすかったですね。
2024年も皆様にとって明るく希望に溢れる1年となりますようにお祈り申し上げます。
今回は歯磨き粉に含まれるフッ化物濃度についてお話していきます。
皆様は年齢、使用量、使用方法がそれぞれ分けてあるのはご存知でしょうか。
これから説明させて頂きますが、少しでも覚えていてもらえると、歯磨き粉選びに役立つかもしれません。
①歯が生えてから2歳
・使用量は米粒程度(1〜2mm程度)
・フッ化物濃度は900〜1000ppmF
使用方法は就寝前を含めて1日2回〜3回の歯磨きを行うこと、1000ppmFの歯磨き粉をごく少量使用して歯磨き粉後はティッシュなどで軽く拭き取ってあげると良いでしょう。
また、歯磨き粉はお子様の手の届かないところに保管してください。
②3〜5歳
・使用量はグリーンピース程度(5mm程度)
・フッ化物濃度は900〜1000ppmF
使用方法は就寝前を含めて1日2回〜3回の歯磨きを行うこと、歯磨きの後は歯磨き粉を軽くはきだして、うがいをする場合は少量のお水で1回ぐらいで済ませるようにしましょう。お子様が歯ブラシ二適切な量をつけるのが難しい場合は保護者の方が歯磨き粉を出してあげてください。(出しすぎ防止の為)
③6歳〜成人、高齢者
・使用量は歯ブラシ全体(2cm程度)
・フッ化物濃度は1400〜1500ppmF
使用方法は就寝前を含めて1日2回〜3回の歯磨きを行うこと、歯磨き後のうがいもお子様と同じで軽くはきだして、うがいも少量のお水で1回ぐらいが良いでしょう。
チタン製歯科材料が使用されていても、歯がある場合はフッ化物配合の歯磨き粉を使用しても大丈夫です。
補足として、乳歯の生え始めは歯ブラシを嫌がるお子様が多いので、まずはガーゼやコットンを使ってお口のケアの練習を始めてください。そして慣れてきてから歯ブラシを使って磨いてみましょう。
また要介助で嚥下障害を認める場合は、ブラッシング時に唾液や歯磨き粉を誤嚥する可能性もあるので、ガーゼ等による吸水や吸引器を使用するのも良いでしょう。
スポンジブラシなどの道具を使って歯に吸着しやすいジェルタイプの歯磨き粉を一緒に使用するのもおすすめです!
このように主に3つの区分に分けられていて
年齢によって使用量、使用方法も少しづつ変わります。正しく安全に使用することで虫歯のリスクも減らすことができます。
虫歯予防以外にも歯周病予防の為の歯磨き粉もありますので、気になった方は是非スタッフまでお声がけ下さい。