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『歯の着色』について

年が明けてあっという間に1ヶ月が経ちました。暦の上では春とはいえまだまだ寒い日が続きますね、どうぞ温かくしてお過ごしください。

さて、定期検診で来院された患者さんとお話させていただく際に、歯に色がつきやすいのが悩みですというお話を伺うことがあります。
着色の原因として考えられるものをまずはご紹介したいと思います。

①食べ物、飲み物

お茶類に含まれるタンニンは歯に着色させやすく、一旦着色すると歯磨きではなかなか落ちにくくなります。
コーヒーに含まれるカフェインは歯を覆う皮膜を着色させ黄ばみの原因になります。
また赤ワイン、カレー、ミートソース、といった色の濃い食べ物も頻繁に食べると着色しやすくなります。

②喫煙

タバコに含まれているものの中で、タールというものが歯の黄ばみの原因です。タールはもともと真っ黒色で、歯も黒色の着色が着くことがありますが、多くの人は薄い黄色です。これもタールによるものです。タバコを吸っていると部屋の壁紙が黄色くなってしまうのと同じ現象がお口でおこっています。

③歯並び

歯並びによっては歯ブラシが当たりにくい部分が出てきてしまいます。よく磨けない部分はどうしても着色しやすくなります。

④歯石

歯石がついていると、表面がざらついた状態になるので色素が絡みつきやすくなります。

⑤ドライマウス

唾液の持つ自浄作用は、歯の表面を洗い流す役割を果たします。何らかの原因で唾液の分泌が落ちると、食べ物や飲み物の色が歯の表面に停滞しやすくなります。
ドライマウスというのは、唾液の分泌が落ちる、もしくはお口が外気で乾きやすくなっている状態を言いますが、加齢現象や最近では「あまり噛まない食生活」口呼吸といったことが原因で、若い人にも増えてきています。

⑥歯に細かい傷が沢山ついている

硬い歯ブラシで力一杯ゴシゴシ磨いてしまったり、研磨剤入りの歯磨き粉をたっぷりつけて磨いていたりすると、細かな傷がたくさん歯の表面につきそこから着色しやすくなります。

⑦ 研磨剤の入っていない歯磨き粉

研磨剤というのはお口の衛生を保つ意味では必要なく、歯の健康の面から言うとない方がおすすめではありますが、ジェルタイプの歯磨き粉といった研磨剤が入っていない歯磨き粉を使用していると、着色はつきやすくなります。

上記の対策方法ですが、

❶着色しやすい飲食物に気をつけましょう

お茶類、コーヒー類、色の濃い食べ物を摂り過ぎないようにしてみましょう。
そして、着色しやすいものを口に入れたらその色素が歯に沈着する前に早めに水を飲む、もしくはうがいをする、というのも効果的でしょう。

❷タバコは出来れば控えめに

歯の色だけでなく、歯茎の色、唇の色まで黒くなりやすいです。健康にとっても様々な悪影響が知られていますので、できれば禁煙するのがおすすめです。

❸ 唾液を出すよう心がけましょう

お口が乾くと歯に着色しやすくなるので、唾液をよく出すように心がけましょう。
例えば、食事の際によく噛む、またよく喋ることも唾液腺を刺激しますので、人と積極的に話すのもおすすめです。

❹ 口呼吸に気をつけましょう

鼻が詰まっているなどが原因で口呼吸になっている場合、なるべく鼻呼吸ができるよう耳鼻科的な解決法を探ることも大切です。口呼吸は歯に着色がつきやすくなるだけでなく、虫歯や歯周病のリスクを高めたり、風邪をひきやすくなったりなど健康的にも影響が出やすくなります。

❺定期的に歯のクリーニングを受けましょう

歯科医院で行うクリーニングは、歯に極力傷がつかないように行うことができるので歯にとっても優しいのが特徴です。
合わせてお口の中の変化の早期発見に繋がりますので、定期検診の時期には受診なさってくださいね。