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災害時におけるお口のケア

先日、大阪府北部を震源とする大きな地震が発生いたしました。皆様、お怪我などありませんでしたでしょうか?
また、地震により被災されてしまわれた方々には心よりお見舞い申し上げます。

日本は東日本の大震災以降、活動期に入っていると言われております。先日のような地震もまたいつ、どこで起きてもおかしくはない状況です。

地震の様な災害が起こった時、まず命を守る事ですが被災してしまった時、次に自身の健康を維持する事も大切になります。
疲れなどから体調を崩さないように気を付けますが、水が不足しがちなこともあり、意外とお口のケアがおろそかになってしまいます。
一般成人のうち8割が歯周病を患っていると言われており、歯周病菌はたった一晩歯磨きを怠っただけでもどんどん増殖します。
これにより歯周病になるだけでなく、不衛生な状態で食べ物や唾液が誤って気管に入ってしまうと細菌が肺に入り、誤嚥性肺炎を引き起こす可能性もあります。
阪神大震災では200名以上が肺炎でお亡くなりになられたとの事です。

災害時、お口のケアは命を守る欠かせないものとなります。
とは言え、限られた飲料水の中で歯磨きは困難な時もあります。
水がなくても液体歯磨きがありますので上手に活用しましょう。
また、歯ブラシが無いときは食後に少量の水やお茶でうがいをし、ハンカチやティッシュで歯の汚れを取るのも効果があります。

災害に遭わない事が一番なのですが、もし遭ってしまった時にお口のケアを忘れないよう心がけたいものです。