『服用薬について』
毎日暑い日が続いております。
今年の夏は例年以上に厳しい猛暑となりましたね、熱中症などにはくれぐれもお気をつけください。
さて、歯科医院に行って初診の時や治療前に「内科等のお医者さんからの何かお薬を飲んでいますか?」と聞かれ、歯の治療に来てどうしてと思われた方もおられるかと思います。
心臓疾患や高血圧症や肝臓疾患などの治療薬は、長期間継続して服用する必要が多い為に、歯の治療日にも服用されている場合は薬の作用や副作用が歯の治療に影響することがあります。
特に、血をサラサラにする薬(抗血栓薬のワーファリンやバイアスピリンなど)は血が止まりにくくなるので、抜歯等の際には内科の先生と相談の必要がある場合もあります。
逆に、高血圧症のお薬は、服用を止めると歯の治療中に血圧が上がることもありますから、歯の治療を受ける際には忘れずに服用する必要があります。
また、これら以外の病気の治療で、鎮痛剤や抗生物質や消炎剤を服用されている場合も、歯の治療のために同様の薬を服用すると重複する可能性がありますので、必ず知らせていただく必要があります。
このように歯の治療を受ける場合も全身の疾患が色々な形で関係しますので、必ず服用している薬や治療している病気について、できるだけ詳しくお知らせ頂き、ご相談くださいませ。