予防歯科 入れ歯 小児歯科

「歯が抜けたままにしていると…」

まだまだ寒い日が続きますが、早くも花粉の飛散が始まっているようですね。
花粉症の皆さん、早めの対策でつらい季節を乗りきりましょう!

さて、今回は歯が抜けたまま放置していると起こる身体への悪影響についてお話します。

虫歯や歯周病、または事故などで歯を失ってしまった場合に、「1本くらい抜けてしまっても大丈夫」「目立たない場所だし、反対側で噛めば問題ない」などの理由でそのまま長期間放置していると、単に歯がなくなるだけでは済まない様々な問題が起きてきます。
具体的には、空いたスペースを埋めようとして隣の歯が倒れてきたり、噛み合う歯がなくなり、対になるはずの歯は伸びてきます。
そのため、噛み合わせが乱れ歯並びが悪くなるだけではなく、しっかりと噛めないため、顎関節の異常、消化器官への負担、発音のしにくさなどの症状が起こります。
さらに、噛み合わせの乱れは、歯垢がたまりやすくなり、虫歯、歯周病のリスクも高まります。

永久歯は一度失うと二度と生えてきません。
自身の歯を大事にすることはとても大切ですが、何らかの理由で歯を失ってしまった方は、そのまま放置せずに歯科医院で相談し、適切な治療を受けましょう。