予防歯科 小児歯科

『毎日歯磨きしているのに、虫歯になってしまう』

「毎日必ず歯磨きしているのに、また虫歯が出来た」とよく耳にします。
虫歯になりやすい体質もありますが、食べ物、飲み物、食べ方などの生活習慣が原因で虫歯が出来てしまうこともあります。

虫歯菌は食べ物や飲み物から糖を吸収し、酸を排出します。するとお口の中は酸性に傾きます。酸性に傾くことにより虫歯になりやすくなります。

なぜ、口の中が酸性に傾くと虫歯になるのでしょうか?
それは、酸性になると歯の表面にあるエナメル質が溶け出してしまうからです。これを脱灰といい、これが続くとやがて歯に穴があいて虫歯になってしまいます。
口の中は飲食するたびに酸性の状態と中性の状態を繰り返しています。つまり、毎食後に歯磨きをしていても、その後にコーヒーを飲みながら作業をしたり、頻繁に間食していたりしていると、口の中が常に酸性状態になるため、虫歯になるリスクが高まってしまうのです。

口の中を酸性にしないためにはどうすればいいでしょうか?

 

●間食をできるだけ控える
なにも飲食しない時間を作ることで口の中は中性に戻ります。間食の回数を減らしてみましょう。

 

●だ液の量を増やす
口の中を中和させるためにはだ液の働きが必要です。そのためには、たくさん噛む事で唾液は分泌されますので、食事は一口30回を目安によく咬んで食べましょう。

 

●毎回の歯磨きを丁寧に
食べかすは中性に戻るまでの時間がかかります。歯の間も歯間ブラシやフロス等でお掃除しましょう。

 

毎日大切な時間を割いて歯磨きをする事が難しい方もいらっしゃると思います。出来ることから少しずつ始めてみましょう!