「6歳臼歯について」

早いもので今年もあと僅かとなり、慌ただしさを感じるこの頃です。
毎年のことながら、月日の経つのはなんと早いのだろうと驚かされます。

同様に医院に通われているお子様のお口の中をみせていただいていると、「あ！永久歯が生えてきてる！」と成長を感じさせてもらうことがあります。

5～6歳ごろになると初めての永久歯「6歳臼歯」が顔をのぞかせてきます。
噛み砕く力が最も強く、永久歯の歯並びや噛み合わせの基本となる、とても重要な役割がある歯です。
しかし「6歳臼歯」はとても虫歯になりやすい歯でもあります。

生えたばかりの歯は表面が柔らかく、更に完全に生えるまでに約1～2年かかるのでその間は手前の乳歯より背が低くハブラシの毛先が届きにくかったり、また噛み合わせの面にある溝が深く汚れが付きやすい形になってることもあり、虫歯になりやすい歯でもあります。

まだまだお子様自身ではしっかりと磨けないこの時期は、お父さんやお母さんが歯磨きを助けてあげてくださいね。

また、最も酸に弱い生え始めにフッ素を塗ったり、シーラントで溝の中を予防することはこの時期の虫歯予防にとても大切なことなので、医院でも一緒にお子様の歯を予防して参りたいと思います。