「小さなお子様の仕上げ磨き」
時々、「子供が仕上げ磨きを嫌がるので困ってます…」というお悩みを患者さんから相談されることがあります。
今回、小さなお子様の仕上げ磨きについてお話したいと思います。
個人差はありますが、8ヶ月くらいになると乳歯が生え始めてきますので、この頃が歯磨きをスタートするタイミングになります。
この時期はまず、ハブラシをお口に入れても抵抗がないように慣れることが大切です。
日頃から何気ないタイミングでお子様の口元に触りましょう。
口元を触られることに慣れていると嫌がりにくくなりますよ。
歯磨き中に話しかけたり、数を数えながら歯磨きするのもお勧めです。
ここまで数えたらお終いかなと、頑張ってみようという気持ちになってくれやすいです。
そして、あまり時間が長いとお子さんが飽きてきてしまうので、短時間で丁寧に磨いてあげてください。
あまり一生懸命になり過ぎて力が強過ぎたり、歯肉に強く当たると嫌がってしまう原因になりますので、優しく磨いてあげましょう。
眠くなった時や機嫌が悪い時も、歯磨きを嫌がる原因になるので避けましょう。
また、自分でスプーンなどを使えるようになったら、お子様にも自分でハブラシを持ってもらってください。
ただ口に入れてるだけでも良いので、早い時期から自分で歯磨きをする習慣を身につけてもらうことが大切です。
ただ、危険のないように、お子さんの歯磨きの時間は必ずそばで見守ってあげてくださいね。
歯磨きタイムの最後には、自分で磨けたこと、そして仕上げ磨きをさせてくれたことを、いっぱい褒めてあげてくださいね。
奥歯が生えてくる1歳半頃までに、楽しく歯磨きが出来る習慣となっていると良いですね。
勿論、もっとお時間が掛かっても焦らず、楽しい歯磨きタイムとなることを目指しましょう♪
医院でも、そのお手伝いをさせていただきたいと思いますので、色々ご相談くださいね。