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子供の「仕上げ磨き」について

コロナの感染が急拡大し、また過ごしにくい生活になってしまいました。早く終息してほしいですがなかなかおさまりませんね。
まだまだ寒さも続きます。お互いに、体に気をつけて乗り切っていきましょうね。

さて、今回はお子様の仕上げ磨きについてです。

仕上げ磨きは、いつまでやるのですか?と時々ご質問を受けることがあります。
だいたいの目安は、10~12歳と言われています。
小学生になると自分で磨けるような気がしますが、大人と違いまだまだ不器用なので子供1人では難しく、磨けていない事が多いです。

小学生の間は、次から次へと新しい歯が生えてきます。
永久歯が生えたての時は、背が低く段差があるので歯ブラシが届きにくいです。
永久歯の生えかわりの時期は、乳歯と永久歯が混ざり合っているのでとても歯磨きがしにくいです。
歯ブラシが届かない所をそのままにしていると、虫歯や歯肉炎になってしまいますので、お母さんお父さんによる仕上げ磨きはとても大事です。

仕上げ磨きのメリットは、
•歯磨きの習慣が身につけられる。
•虫歯予防ができる
•口腔内のトラブルを早く見つけられる
などがあります。

仕上げ磨きが嫌いなお子さんもいます。
痛かったり、怖い思いをしたのかもしれません。あとは、眠かったり…
歯磨き嫌いなお子さんには、好きなキャラクターの歯ブラシにしたり甘い歯磨き粉の味がする物にしたりテレビを見ながらやったりと工夫しながらやってみて下さい。
あと、眠たい時間に歯みがきをする事が多いので、ご飯を食べた後だと機嫌が良いと思いますのですぐに歯磨きする習慣をつけてみましょう。
仕上げ磨きの時に、痛がる時は力が入ってしまっているので、軽い力で小刻みにゆっくり磨いてみて下さい。
そして、磨き残しが多い場所は、
•下の前歯の裏側
•奥歯の噛み合わせの所
•上の奥歯の外側
•上下奥歯の内側
です。この部分を注意しながら磨いてみて下さい。

11~12歳、高学年になると、仕上げ磨きするのがなかなか難しいですよね。
その場合は、歯科医院で磨き残しをチェックしてもらいその部分の磨き方を教えてもらって下さい。

夜、寝ている間は唾液の分泌が少ないのでお口の中の細菌を減らす必要があります。できるだけ寝る前の仕上げ磨きをする事がとても大切です。

10年から12年ほどの長い期間、仕上げ磨きをしなければなりませんが、生涯使う大事な歯なので、今、頑張って子供達が一生自分の歯で美味しい物が食べれるように、お母さんお父さん、頑張りましょう。