小児歯科

『 乳歯虫歯の好発部位』

お子様は歯を磨く技術が未熟で口腔清掃が不十分になりやすく、糖分の摂取機会が多いので簡単に虫歯が発生してしまいます。
特に乳歯の歯の表面(エナメル質)は
永久歯と比べて薄く、石灰化度が低いので進行も速くなります。

乳歯は全部で20本あります。
乳歯の虫歯には年齢に対応した好発部位があると言われています。

これを知っておくと普段注意しておかなければいけない場所がわかります。
2歳頃までは㊤前歯の唇側の面
2~3歳頃までは㊤前歯の歯と歯の間
3歳を過ぎると㊤㊦奥歯の噛み合わせの面
3歳6ヶ月からは㊤㊦奥歯の歯と歯の間にできやすいと言われています。
この順序で発生するのではなく
この時期にこのような部位に
虫歯が出来やすいのを示しています。

必ずしもお子様全員が虫歯になる訳ではありませんが、虫歯の好発部位を知った上でブラッシングをしてもらうことによって、お口の中を健康な状態で維持することができます。
好発部位に注意して乳歯のブラッシングを行ってお口の健康を守っていきましょう!